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NEw (07.07.24)     

 無効投票が目立つ小笠原村長選

  白紙29票、雑事記載が11票も

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 22日に投・開票された小笠原村長選。現職の森下一男氏(58)が719票を集め当選した。有権者数は1932人、投票総数は1367票(父島1.869/母島256)(無効投票・50票)。その結果、投票率は前回(81.22%)を大幅に下回る73.14%となった。しかし、村長選への有権者の戸惑いは前回(53票)、今回は50票の無効投票という形で現れ、その内、白票は29票にも及んだ。

 過去3年間で無効票を見ると、平成13年の村長選では63票、平成15年は53票と投票比率で見ると他の自治体選挙に比べ高いことがわかる。問題は、無効票の中味だ。小笠原村選管によると、22日に投開票された村長選で、白票は以外の無効投票の内訳は

  ▽雑事記載11票

  ▽記号記載5票

  ▽候補者でないものを記載4票

  ▽他事記載1票

となっている。これらはいずれも「村長選での無効票」としてカウントされた。

 今回、村長選で小笠原選管は、従来の慣例にしたがって村民への投票行動を促す手段として、他の市町村などでも行なっている自動車など車両を使って投票を呼びかけることもなく、防災無線で3回ほどの放送をしただけで終わった。 

 こうしたことについて、ある主婦(63)は「小笠原村のトップを決める選挙がこれでいいのか」と話し、小笠原村選管が参院選にばかり目を向けられているのではといらだちをのぞかせた。また、男性有権者(67)は、「それでなくても、小笠原村長選挙はこれまで無効票が多いことが目立つ。トップを決める選挙が注目を集めることなく行われる状況は寂しすぎる」と話していた。

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