小笠原村 平成12年度一般会計予算

    総額39億4千4百82万6千円(前年度比11.53%増)

      介護保険特別会計予算 1億1千2百14万2千円

  新規事業

 「海洋深層水調査」「エネルギーフィールドテスト」の推進策

 重点項目「自立を目指した産業振興策の実施」などを掲げる

  

 平成12年度第1回定例議会が3月14日から24日まで開かれた。定例議会では、平成12年度小笠原村一般会計予算案、小笠原村特別会計予算、小笠原防災会議条例案、小笠原村父・母島辺地にかかる公共的施設の総合整備計画等のほか、議案30件、発議一件、同意1件が上程され、原案通り可決された。

 今定例議会では、予算案について予算特別委員会で審議され、24日、締めくくりの総括質疑を行った。質疑に先立ち、平成12年度小笠原村一般会計予算案が提示され、総額39億4千4百82万6千円の他、特別会計予算も含め昨年度比で11.53%増となった。

 平成12年度予算の特色として、重点項目には、7年度目になる第2次基本構想・計画及び小笠原諸島振興開発事業計画にもとずき「ゴミ処理・上下水道・道路等の生活基盤施設の整備更新、「自立を目指した産業振興策の実施」「保健福祉、医療、教育の充実」、「航空路開設を見据えた各種施策の実施、検討」、「新集落整備推進」など5項目を掲げている。

 留意事項として事業効果について十分分析・検討をした上で、運営経費などの予算内容を見直し、検討を加えた上で更に減額修正の方向で進めていくとしている。また、先の決算委員会で指摘された医療職の委託料についても、他の町村と比較した上で減額する考えを示したほか、村内の財政援助団体への補助金についても一部減額をしていく姿勢を明らかにした。

 新規事業としてはリフレッシュアイランド小笠原構想による「海洋深層水調査」、「エネルギーフィールドテスト」等を予算化し推進するとしている。


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