2010.6,02
 小笠原諸島が世界自然遺産の
コラム   候補地にーー小笠原村
           

  小笠原諸島が世界自然遺産の候補地に…。
    村民にとって、心が踊るようなビック ニュースだった


 ◆七月には、ユネスコ本部から2名の調査委員が本島を訪れ、来年の
7月頃までには報告書がまとめられ再来年には最終的に決定される見通しだ。

 ◆「世界自然遺産」とは、
1972年に採択された世界遺産条約に基づき、世界の自然は人類共通の遺産という考え方に立ち、その地域を登録、世界自然遺産の監視の中で保全しようという制度。登録されれば小笠原は、文字通り世界的な自然遺産の島となる。

 ◆評価されたのは、言うまでもなくこの海洋島を特徴づける特有の生態系による動植物の固有種や希少種だ。

 ◆「エッ、小笠原にはそんな貴重な自然があったのか」が村民の実感ではなかったのか。小笠原には、とんでもない大きな“宝”があることを教えられた感じだ。

 ◆しかし、喜んでばかりはいられない。世界遺産委員会への推薦に当たっては、自然環境の保護策の策定が不可欠の課題となるからだ。振り返ってみると、こうした小笠原島の貴重な自然環境を守るため、空港建設を当面取り止めにした。

 ◆では、その自然環境をこれまでどこまで“保全、保護の努力”をしてきたというのか。あるがままの自然を保全、保護するということは、自然の生態系を障害を取り除くなどして力強く生息できるよう管理することだ。決して野放しや放置することではない。

 ◆移入種や野ヤギひとつを見ても、駆除対策が追いついていないではないか。久々に嬉しいビッグニュースで、目を覚まされた--。そんな感じだ。小笠原村では、講師を招いて講演会をひらいたりロゴマークを作って村内に配付したり、横断幕を作ったりして努力をしているが、肝心な移入種対策や固有種保護などの対策は万全なのだろうか、懸念される
                    
                      【小笠原新聞・山縣浩】
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