2010.11.4
東京都議会公明党の「小笠原諸島視察団」(団長・長橋桂一(けいいち))は2日、小笠原村の重要課題となっている小笠原航空路開設問題や世界自然遺産登録に向けた取り組み、情報システム化問題、福祉・医療など、諸課題の現状を探るため4年ぶりに小笠原を訪れた。同視察団には長橋団長のほか、伊藤興一(こういち)、大松成(まこと)、松葉多美子、栗林のり子5名の都議員が参加。また同日夜には、村民と会談し都政報告会を行った。
写真は小笠原洲崎飛行場建設予定地洲崎地区を視察する議員団・ 公明新聞社提供
一行は31日東京竹芝を発ち翌11月2日、小笠原父島に到着。早々と母島に直行し視察活動を行なった。翌日、父島に向かい森下一男村長初め村議会議員らと懇談し、小笠原村の実情など詳しく説明を受けた。その後、小笠原支庁、村役場、ビジターセンター、南島、小笠原空港建設候補地の洲崎地区を視察した。
長橋団長(政調会長代行)らは、「小笠原民の悲願である小笠原航空路の開設、世界自然遺産の登録、村の医療や観光などの施策は、東京都としても極めて重要な施策」だと強調。その上で、「小笠原空港問題をはじめ、これらの諸課題を新たに設置された【島嶼・小笠原諸島活性化振興委員会】にも提言・検討していきたい」と、語った。
小笠原の重要課題については「都議会でも一般質問で取り上げたい」と語り、今後とも積極的に協議していくことが重要」。その上で、「来年の世界自然遺産登録を大きな契機として、空港建設に向けた具体的な取り組みを進めたい」と語った。
視察団一行は4日午後、定期船「おがさわら丸」で帰京した。